
早食いする犬に、あえて食べにくい食器を。山崎実業 tower 10240
前の食器は、たぶん食べやすすぎた
任三郎はとにかく食べるのが早い。置いた瞬間から数十秒で完食して、空の器を舐めている。
前に使っていた食器が悪かったわけではありません。むしろ逆で、犬にとっては食べやすかったのだと思います。障害物が何もない、ただの器。だから一気に飲み込める。
早食いは消化によくない。だから探したのは「食べやすい食器」ではなく、あえて食べにくい食器でした。
山崎実業 tower 早食い防止フードボウル スタンド(10240)
行き着いたのが山崎実業の tower シリーズ、斜めハイタイプ。W15×D15.5×H17.6cm、ブラック。
器の内側に突起があり、フードがその周りに分散するので、一口で掬えなくなります。犬は突起を避けながら少しずつ食べることになる。
高さがあるのも、任三郎のような短頭種にはありがたい構造です。マズルが短いぶん、床置きの器だと底のフードを追いかけて首を無理な角度に下げることになる。器の位置が上がれば、その負担が減ります。
実際、時間はかかるようになった
結果から言うと、効きました。数十秒で消えていたフードに、はっきりと時間がかかるようになった。突起を避けて掬うという動作が入るぶん、物理的に一気に飲み込めない。
ただし最初は慣れが必要です。任三郎も導入直後は戸惑っていました。いつもの調子で口を突っ込んでも掬えないので、少し困っていた。数日で自分なりの食べ方を見つけて、今は普通に食べています。
切り替えてすぐ「食べにくそうにしている」と判断して戻してしまうと、もったいないと思います。数日は様子を見たほうがいい。
洗いにくさは、セパレートで解決する
早食い防止食器は構造上、洗いにくい。突起の根元、器の底との境目にスポンジが届きにくく、フードのカスがそこに残ります。突起で食べにくくするのだから、洗いにくさは裏返しの同じ性質です。
山崎実業には、脚まで一体の陶器タイプもあります。ただこちらの 10240 は皿とスタンドがセパレート。器だけを外して洗えるので、洗う時の扱いがまるで違います。台ごと持ち上げて水に近づける必要がない。
洗いにくさを完全に消せるわけではありませんが、日々の負担としては明確に軽い。同じシリーズで迷うなら、セパレートを勧めます。
犬用グッズのデザインについて
正直なところ、これを選んだ理由の半分はデザインです。
犬用グッズは、とにかく意味のわからない可愛いデザインが多い。肉球柄、パステルカラー、犬の顔のイラスト。誰に向けて作られているのか分からないものが本当に多くて、リビングに置くと、そこだけ生活の温度が変わってしまう。
tower シリーズは素朴です。マットな黒で、装飾がない。犬用だと言われなければ分からない。犬と暮らす部屋を、犬用品で埋めたくない人には、こういうものがありがたいと思います。
まとめ
早食いを止めるために、あえて食べにくいものを選ぶ。逆説的ですが、任三郎にはこれが合っていました。洗いにくさという代償はありますが、セパレート型を選べばかなり軽減できます。
デザインで犬用品を選ぶことに罪悪感を持つ必要はないと思います。毎日目に入るものだから、置いておける形をしていることは、それだけで機能のうちです。